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夏の終わり
2006-08-29 Tue 21:58
IMGP0501.jpg    そうだよ 終わりなんてこんなもんだ

  “ 通らず ”の影も無く、あの時のゴルジュは埋っていた
  上流で無残にも崩壊した砂防ダム、生命を感じない渓
  それでも進んでしまうのは、何を認めたくないからなのか
  わからないまま朝がくる

全ての『 始まり 』には『 終わり 』がある事ぐらいわかってる。
だけど僕は、一生『 終わり 』に慣れることなんてないと思うよ。

 葉月 下旬 快晴
   もうすぐ、太陽が僕に追いつく
   僕の夏は、そこで終わる

IMGP0508.jpg



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里の山女魚
2006-08-27 Sun 00:02
アキアカネ    葉月 中旬 快晴
       釣り人なんて誰もいない 里川で

  ここに訪れたのは確か11歳の頃
  遠縁の親戚が住む村に遊びにきた、たった一日 冬の記憶
  もう2度と来ることは無いだろうと思っていた場所に

蜂   何の縁だろう
  20年以上経った今 こうして立っている

  目を閉じて
    夏と冬、そして時間を繋ぎ合わせる


         アキアカネにシオカラトンボ、オニヤンマも飛んでるな
        蜂や蝶に女郎蜘蛛なんてのもそこらじゅうに
         川沿いに敷き詰められた田圃には雀が群れ、
        鳥避けの空砲が時折蜩の声を遮る
        土手の上を走る軽トラック、けたたましい耕運機のエンジン音
         そして、僕を眺めるおばあちゃん
           うん 里川は、これでいいんだ


チビヤマメ小さな堰堤や深みにはヤマメたち
  追うだけのやつ
  やたらじゃれつくやつ
  問答無用でひったくるやつ
そう言えば、最近イワナしか見てなかったっけ
小さいのしか出なくても、やっぱりヤマメは綺麗な魚だ
土手に上がって座り込み、そんな事を考えてた僕の視界に
矢の様に動く影が入る

     
     そこは今しがたチビヤマメを掛けた深み
     散々たたいて反応無くなった場所なのに。。。
     すぐさま土手を滑り、キャストのし易い対岸へ遠巻きに入る
     そこから全てのポイント、ラインを撫でる
     しかし、出ない
      “潮時かな”
     いつもならここで止める僕だけど、今日は何故だろう
     
     パイロットのグリーンチャートから、この炎天下に赤金へルアーチェンジ
     人影に怯えて、ルアーを見切った俺ならどこへつく?
     対岸の深み、ボサ下へバックキャスト、着水と同時にシェイクを入れる瞬間
     リップに水の抵抗を感じる間も無かった

   リアクションで掛けた8寸、里の山女魚

里山女魚A

里山女魚B    齧られた胸鰭が痛々しいけど
    水彩画の様なパーマーク
    側線に薄い赤の入った美しい魚体
     “また来る 近いうちに”
    何故って?
    僕が見た影は、こいつじゃないから




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盆の釣り
2006-08-22 Tue 21:05
 「こっから入ろう」
目の前には杉林、徐々に下ったその先には欝蒼と茂る森が続く
確かにこの先には川があるはずなんだけど、まだ音も聞こえない
ルートを探し、藪と泥濘をかき分けてひたすら漕ぎ進む。

 「うわっ あれ!」
ケイの声に右前方を見ると苦も無く進む猿の行進
“カチン”ときたけど、気合いも入ったね
ほどなく現れた傾斜をすべり、ようやく渓に降り立つ
目の前に初めて見る清冽な流れ 
ロッドを継いでルアーを選ぶ、そしてリールを、リールを、、えっ!?
 「無い... 戻んなきゃ 俺。。。」

  葉月 中旬 快晴

雲  白み始めた空には半月
 
 今日の行き先は未定、ケイと川を探しながらの釣行だ
 地図を片手に、カンが頼り、そして半分神頼み
 山・谷・雲、いろんなものを越えて
 こんな時はハプニングも楽しい

 小さな旅、確かにね、夕暮れと共に終わるけど
 きっともう次が始まってると思うんだ


魚のサイズは... まぁ いいやおチビ

『月日は百代の過客にして 行きかふ年も又旅人なり・・・』
芭蕉さん よく言ったよ


お地蔵さん


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現在×過去
2006-08-18 Fri 23:10
0497-top.jpg

指の間を撫でるように抜ける尾鰭
現在が過去に変わる瞬間が、そこに存在する

 “ 一瞬の交錯 ”

彼が帰るのは静寂の川底、そして、僕の記憶
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風を抜けて
2006-08-12 Sat 23:51
千切れ雲
   
  台風はアルプスを撫でて北へ
     青空に千切れ雲と吹き抜ける風を残していった



蕎麦畑僕は野麦街道を一路西へ
梓川はやがて湖へ変わり、また支流 奈川となる。
夜が明けたばかりの川に等間隔でフライフィッシャー
目的地はここじゃないにしても、少しフクザツ
一時間釣り上がれば彼らの釣りは終わりはしないか
それはまぁ 僕の考えることじゃないけど

   野麦峠の緑を抜けて一度岐阜に入る、そして開田高原へ

どこに向かってるかって? やっぱり 木曽です。
 ただ まわり道   そんな気分だから

渓A  渓相が 大分変わってる
  様々な濁流の痕跡
  そして魚も少なくなった
  これは大雨のせいばかりじゃないんだろうけど
  それでも小さな生命は確実に、力強くそこにありました。


渓B    “もう誰にも捕まんじゃないよ”
  
  お前が言うなっ! って感じだけど
  掌から弾丸のように弾き出て行くチビたちに
  実は本気で思ってたりするのは、僕だけかな。。。

                  葉月 台風一過の晴れた日に

ヤマトダマシイ




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変わらない場所 変わりゆくもの
2006-08-08 Tue 20:43
夕暮れ  山間を縫うように流れる川沿いにある家
   西の山肌を滑り降りてきた朝陽は、
     やがて東の山を登り色を変えていく
  赤銅の水飴のようにくねりながら流れるのを止めない水面
  僕は竿を置いて座り込み、しばらく父の後姿を見ていた


“クッ クッ クッ ツゥー”
メトロノームのように繰り返される長竿のリズム
まるで永遠に続くかと思い始めた矢先の変調、ラインの先で銀色の生命が跳ねる

振り向いた父は無言で僕に竿を渡し、迷わず僕は魚を引き抜く
ああ そうだ
僕はこうやって釣りを覚えた

川面

懐旧3
    こどもたちの声、後姿にいつかの自分を重ねる
    この夏は終わらないと思っていたあの頃
     いつのまにか...
    かつては祖父母が、そして父母がいた場所に、僕が今立っている
    蜩はあの日のまま

    いつか彼らがここに立つその日まで
                時をかさね 想いをかさね
懐旧1
蜻蛉懐旧2





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